LEVEL:17 犠牲の上に成り立つ平和など 3

2<


   LEVEL:17 犠牲の上に成り立つ平和など 3



「る――ッ、ルビス様……?」
 ぽかんとしていたセシルはハッと我に返り跪き、ルーナも慌ててそれに倣う。
【ああ……貴方がたからは、懐かしい……ロトの魂を感じます】
 アスは表情を変えぬまま、半透明のルビスを見上げて拳を握りこんだ。不敬なそれに、しかしルビスは緩く微笑んだまま、
【幻影で逢う事を、許して下さいね。――はるか昔、私が勇者ロトと交わした約束。その約束を果たす時が来たようです。さあ、貴方がたの力となりましょう】
 慈しむような声で語りかけ、その視線を順繰りに注いだ。その言葉に顔を上げ、セシルは強い眼差しでルビスを見上げる。
「ルビス様。どうか僕たちに、大神官ハーゴンを討伐するお力をお貸し下さい」
 受けたルビスは浅く頷き、その瞳に僅かに憂いの色を乗せる。
【――大神官ハーゴン。かつての大魔王、ゾーマの力をその身に宿した彼の者を討伐するには、並大抵の力では叶わないでしょう】
「ゾーマ」
 伝承から聞き覚えのある、しかし予想外のその名にそれぞれ息をのむ。
【かつて。アレフガルドを暗黒の絶望に陥れた大魔王、ゾーマ。ゾーマは勇者ロトの手によって倒され、私は彼の魂を浄化し、神界に封じたつもりでした。
 ――しかし。私がアレフガルド外界を創造し、力を使い果たして眠りについたその後に。浄化しきれていなかったゾーマの思念体が、僅かにこの世界へと漏れ出してしまったのです。気付いた時にはすでに遅く、そして力を取り戻していなかった私にはもう、何の手出しもできなかったのです。
 かくしてロンダルキアは、ゾーマの魔力により、永久氷土に閉ざされました」
 そこで一度、ルビスは小さく息を継いだ。そして伏し目だった目をまっすぐに向け、続ける。
「そして。ゾーマの力を手に入れたのが皮肉にも、ロトの血を継ぐ者――咎人として国を追放され、ロンダルキアの雪原に放り出されたとある神官です。彼の者は自らの血を餌にし、漂っていたゾーマの思念体を引き寄せ、喰らい、自らを魔物として生まれ変わらせた。――その者こそ、大神官ハーゴン】
「ハーゴンが、ロトの血を継ぐ者、だと」
 反芻し、アスはヒュッと息を飲んだ。全身が凍りつくような感覚に陥る。それは、――かつて、竜王のひ孫が言った『ロトが決着をつけなければならぬ事柄』、そしてバズズの残した、『向こう側』の、真の意味はこれなのか?
 握りしめて硬直したその手に誰かが触れる。ルーナ。ルーナはルビスを注視したまま、しっかりした強さで驚きに解けたアスの手をギュッと握る。セシルはアスの半歩前に立ち、続きを促すようにルビスを見上げる。ルビスは頷き、
【ハーゴンの目的は破壊神シドーを復活させ、この世界を破壊する事。触れるものすべてを破壊すると言う、絶大なる力を持つシドーは、古代神々によって魔界へと封じられた恐ろしい邪神です。けして、破壊神を目覚めさせてはなりません。邪神の像を通した膨大な血の生贄により、シドー復活は切迫しているのが現状です。これ以上の生贄を阻止し、一刻も早くハーゴンを止めなければなりません。
 勇者ロトの残した、光の防具の力を借りなさい。盾は、緑の風の吹く国。鎧と兜は――ロンダルキアの迷宮、奥底に眠っているようです。そして、私の護りを貴方がたに授けましょう】
 ルビスの手から放たれたそれは、光の軌跡を描いてアスの頭上に降りる。丁重に受けたそれは、繊細な飾りと守護石で飾られたネックレスだった。
「きれい」
 手元を覗き込み、ルーナが呟く。
【邪悪な幻に迷い、戸惑った時は祈りなさい。必ずやその呪いを打ち砕き、貴方がたの助けとなりましょう。――さあ、お行きなさい。私はいつでも、貴方がたを見守っています――!】
 ルビスはそう告げた後、その輪郭がぼんやりと光に溶ける様ににじむ。
「ルビス様」
 誰ともなく呼ぶと、ルビスは柔らかい微笑みを残して光に包まれた。同時に周囲も緩やかに輝き始め、やがて先程と同じように目が眩むほどの光を放つ。清涼だった風が次第に熱を持ち、じわりと肌を焼く高温に変わりゆく。先程までの滝に囲まれた空間から、溶岩の海底洞窟に帰還したことを知る。
「――夢だったのかしら」
 ぼんやりと呟いたルーナ、
「まさか、ルビス様にお目通り叶う日がくるなんて」
 信じられない、そんな表情でセシルはゆるく頭を振る。アスは自分の手に残る、ルビスから賜ったばかりの守りを見る。今のは夢ではなく、現実――。ギュッと握りしめた後、静まり返っている聖堂が目に入る。
「――」
 その惨状には言葉が出なかった。聖堂いっぱいに詰め込まれていた人々の姿はもう、無い。魂を抜かれて残っていた亡骸は既に燃え尽きたのか、火の残る白い灰の塊がそこかしこに存在するだけ――誰独り、救えなかった。
「……あまりにも残酷だよ。誰だってきっと、自分の人生を護りたかっただけなのに」
 苦い顔で呟き、セシルはそっと祈りの印をきる。ルーナは何も言わず目を伏せ、くちびるをかみしめる。この遣り切れなさに苛まれるのは何度目だ。下した拳を握りしめ、ふと目を上げた先にあったのは邪神の像だった。
 ぞくりと背筋に走る悪寒。
「――邪神の像」
 呟くと、セシルとルーナも視線をそちらに向ける。
「……禍々しいにも程があるね。こんなに暑いのに鳥肌が立った。あれ、どうしたらいいと思う」
「あんなに強力な魔器、……厄介ね」
「破壊しては駄目か」
 真顔で武器を抜こうとするアス。ルーナはそれを制し、
「恐らく無理だわ。私のイオナズンでも傷一つ付かなかった。また奴らが手にしても危険、放置も危険――となれば、溶岩に沈めるのはどう」
「沈めたのを探索されてもまずいんじゃないかな。溶岩でも溶けないかもしれないし」
 顔を見合わせ、その処分に唸る。
「持って行くしかないか。怖いけど」
「それが一番いいのかもしれないけれど、……」
 それ以外に方法は見つからない。頷き合ったものの、その邪悪な魔力がほとばしるそれに、セシルとルーナは伸ばしかけた手が躊躇する。アスは決意し、一歩進み出て邪神の像に触れた。
「うわ、アス触れるそれ!」
「俺には魔力がないからな。干渉される部分はあまり無い」
 両手で持ち上げるとずしりと重いが、この重量なら運べない事も無い。なんとなく像と目が合わないよう逸らして、セシルを見る。
「袋は無いか。むき身で持つのは流石に嫌だ」
「あー、確か空いてるのあったはず。――これこれ」
 セシルはごそごそと荷物を探り、丈夫に編まれた麻袋を引き出して口を広げる。アスはその中に邪神の像を下し、しっかりと口紐を縛った。
「姿が見えないだけで、少し気が楽だね」
 苦笑交じりにセシル。ルーナも頷いて麻袋にそっと触れ、
「気休めだけれど――トヘロス」
 退魔の呪文を唱えた。袋から感じていた邪悪な気配が僅かに遠ざかった気がする。
「助かる」
 アスは苦笑したのち、邪神の像入りの麻袋を背中に担いだ。
「それじゃ、早いとこ此処を出よう。次は――サマルトリアかな。確かに盾が伝わってる」
 目的を確認し合い、三人はセシルのリレミトで洞窟を脱出する。




◆    ◇    ◆    ◇


 船に戻った三人は、サマルトリアを目指して航海の途中だった。
 夜。穏やかな海域を進む船の上で、アスは一人、ぼんやりと海を眺めていた。頬をきる風は冷たく、さらりと抜けていく。雲一つなく、天と水面の境があいまいな星の海だった。
 なんとなく眠れずここに出て、星は僅かに西へ落ちた。
 勝手に巡る思考を遮断して、溜息を一つ零した、その時。
「そこに座るとルーナに怒られるよー」
 ふと、声をかけられて顔を上げる。セシル。目が合うとセシルは含み笑いで、アスが今腰かけている酒樽を指差した。そう言えば確かに、ルーナはこの場所を好んでよく座っていたのを思い出す。退く気はない。
「丁度いい」
「わかる」
 同意し合った後。セシルはよいせ、と掛け声をかけて隣の樽に座った。
「いい夜だねー」
「そうだな。海も穏やかで、船もよく進む」
 アスは答えて、視線を海に戻した。セシルはその横顔を僅かの間見ていたが、すぐにそのまま海を見る。
「眠れない、アス」
「そうだな」
 ラリホーでもかけてもらいたい位だ。そう付けて嘆息する。セシルは無理もないか、そう言いたげに肩を竦めて、それ以上は口にしない。
「セシルはどうした」
「僕? 見張り当番終わって交代してきたとこ」
 ググッと背筋を伸ばして、セシルはアスを見る。アスは僅かにその視線を合わせて、じっと見るその目の強さに改めてセシルを見る。
「何だ」
「なあ、アス。お腹すいてないか」
 アスは一瞬言葉を忘れた。久々に、セシルワールドが来た、そう思った。疑問符だけを投げると、セシルはふふりと笑んで、
「いやー、こう遅い時間まで起きてるとさ。空腹著しいと思わないかい」
「……。わかる」
 深夜に口にする食べ物は妙に美味い。言わずとも同意し合うと、セシルはごそごそと手にしていた包みを開いた。
「これ、さっき見張り交代した時に差し入れでもらったんだ。一緒にどう」
 その中には、固く焼かれたビスケットが数枚。セシルはその一枚をつまむと、ザクリと良い音を立てて噛んだ。
「あ、美味いよコレ」
 そして包みを差し出してくるので、アスは指を伸ばして一枚取る。そのまま口に運ぶと、確かに美味い。ザクリとした歯ごたえの後、ほろりと砕けてバターの芳香が広がる。
「……美味いな」
 思わず口にするとセシルはニッと笑って、ビスケットをもう一口かじる。
 そのまましばらく無言で、二人でビスケットを食べる。その何気ない時間に、アスは少しだけ、絡まっていた思考の糸が解けたような安らぎを覚えて目を細めた。
 セシルの隣は居心地がいい。
 先を読むような、心を汲むようなその会話。そして無言でも。何を話した訳でもない、けれどこの旅の間に築いたセシルとの確かな絆が、傍にいる、それだけでこの安堵感を生むのだと知る。
 最後のかけらを口に含みながら、何気なく視線をおろす。目線の高さで揺れるたんぽぽ色の髪。無心にビスケットをかじるその姿はやはり、妙に幸せそうだ。
「話し声がするから来てみたら―!」
 そこでふと、空気を割る声。二人が視線を向けると、腰に手を当てて頬を膨らませたルーナが立っていた。セシルはビスケットごとふき出して、アスは苦笑してその場所を開ける。ルーナはつかつかとやってきて、アスが座っていたその酒樽に腰かけた。二人の間におさまったルーナは満足そうに座り心地を確かめた後、にこりと笑んで問いかけてくる。
「なあに、二人で密談?」
「んははー、ビスケット食べてただけだよ。ルーナもどう?」
 セシルは笑いながら、ルーナにも包みを開いて勧める。
「この時間にお菓子?」
 ルーナは怪訝な顔を向けてくる。
「この時間だから美味しいのさ」
「ふーん……?」
 どこか自信たっぷりに言うセシルに、ルーナは不思議そうに首をかしげながらも、その華奢な指を伸ばして一枚つまむ。
「……何故かしら、変な背徳感があるわね。いただきます」
 小さく呟いたのち、ルーナはビスケットを小さく割って口に運ぶ。そのどこか優雅な指先になんとなく見惚れていると、ルーナはんー、と上を向いて頬を染めた。こくりと飲み下したのち、
「本当だわ、美味しい! だけど、お茶が欲しくなるわね」
「そうだな」
「うん、確かに口の中ぱっさぱさだ」
 その感想にそれぞれ笑った後、セシルはよっと声を上げて樽から降りる。そして包みを樽に乗せて、
「お茶を入れて来るよ。二人ともあったかいのでいい?」
「ああ」
「私、レモン入れてね」
「了解ー」
 セシルはキッチンのある船室へと向かって歩いていく。その後ろ姿を見送りながら、ふと、ルーナと二人になるのはテパの、あの時以来だと気付いた。
 ルーナを見ると、彼女はビスケットをこぼさないよう、スカートの上で慎重に割りながら口に運んでいる。その姿が妙に愛らしいと思ったので、ぼんやり見ていると。その視線に気付いたのか、ルーナはどこか恥ずかしそうにこちらを見上げてきた。
「その。じっと見つめられると、食べにくいわ」
「そうか、すまない」
 指摘され、アスははっと視線を逸らして気まずさのまま謝る。結局かけらをスカートにこぼして、ルーナは頬を染めたまま苦笑した。
「きれいに食べるのって難しいわね」
「そのまま口にした方が楽だぞ」
「……その。長年培った一口大、の作法が邪魔するのよね」
「なんとなく理解できる」
「でしょう? 私は女だからか、とても厳しかったわ」
 何か思い出したのか肩を竦めて、ふー、と長い溜息を吐き出す。アスは小さく笑って、
「俺は基本さえ押さえていれば、そう煩くは言われなかったな」
「アスは豪快に食べているように見えて、所作が綺麗だわ」
「それに関してはセシルの方が上手い」
「ああ、食べる事に関してのセシルは別格よね! 夜のお菓子、確かに美味しかったわ。ごちそうさま」
 ルーナもクスクス笑って、スカートのかけらを軽く払う。ほろほろと落ちていくそれを見やりながら、不意にルーナの睫毛が陰を落とす。
「……色々、思い出してしまうわね。作法の事、ばあやに口うるさく言われた後に、落ち込む私を励ましてくれたのも、ニムエだったのよ」
「そうか」
「おかしいのよ。時間がたつにつれて、どうして、とか、何故、とか、どんどん奥からあふれてくるよう。……ためらいなくあの喉を切った、私自身にも」
 ルーナは手首を抱いて、
「彼女が私付きとして入ったのは、八歳前後だったと記憶しているわ。最初から、ハーゴンの手下として潜り込んでいたのよね。……ハーゴンは、一体どれだけの人生を狂わせたの。やはり許すことはできないわ」
 握った手首にキリリと力を込めて、ルーナは水平線へと視線を投げる。アスは視線で相槌を打った後、ぽつりと呟いた。
「そのハーゴンも。ロトの呪縛に振り回され、人生を狂わされた一人だ」
「――ッ!」
 その言葉に、ルーナはサッと青ざめてアスを見る。
「ハーゴンが生まれた直接の原因は、俺の出生だ」
 アスはひどく色醒めた目で、ルーナを見つめ返す。
「だから、ルーナ。貴女は俺を殺していい」
「何言ってるの……」
 そこで、ルーナは眉をハの字に下げて脱力する。
「全部大人が勝手にやった事よ。貴方自身は何も関係ない」
「……」
 アスはルーナから視線を外し、酒樽に片膝を立て、両腕で抱いて額を着けた。ルーナは苦笑して、大きな体を必要以上に縮めたアスの背に触れる。
「ねえ。貴方、この頃人が変わったみたいよ」
 アスは答えず、睫毛を伏せる。柄にもなく落ち込んでいる、そう呟いたのち、
「……今まで培ってきた自信も、信念も、みんなバラバラになってしまったように掴めなくなった。俺が道具でしかなかった事実は想像以上に重かった。ずっと拠り所だった母も、……。誰にも愛されていなかったと理解したら、どうにも。無性に虚しくなってな……」
「――もうーッ」
 たまらず。その勢いで、ルーナはアスの頭をギュッと抱きしめる。突然降ってきたその柔らかな熱に、アスは目を丸くして硬直する。
「誰でもない! 私とセシルがいるじゃない……」
 彼も常識以上に貴方を思ってるわよ。そう続けて、ルーナはアスの硬質な髪をゆっくり撫でながら、
「ほら。もう溜めずに、どうしたいのか言ってみなさいよ。貴方の存在も、意義も、出来る事ならいくらでも肯定してあげるし、叶えてあげるから。とりあえず私に甘えてみなさい」
 どこか大人ぶった口調で言う。アスは僅かに間を開けた後、
「貴女の髪に触りたい」
 真面目に言い放った。ルーナも真面目に頷く。
「いいわよ。他には」
「……抱きたい」
 それには流石に吹き出し、ルーナは、
「率直ねえ」
「言えと言ったのは貴女だ」
「大きい子供みたい」
「煩い」
 アスは拗ねたように低い声で呟き、ルーナの身体に恐る恐る腕を回す。そして、
「――ルーナ」
「なあに」
「……俺は、貴女が好きだ」
 限りなく声量を落としたそれが、ルーナの鼓膜をくすぐる。ルーナは僅かに上を向いて少し言葉に詰まった後。アスの頭を丁寧に抱きしめ直して頷いた。
「私も大好き。……だから殺せとか、狂った事は言わないで。セシルに聞かれたら、本気で怒られちゃうわよ」
 私の前科を知っているでしょう、そう付けてルーナは笑う。
「……そうだな。悪かった」
 アスはそっとルーナを離して、近づくその気配に顔を上げた。
「そうそ、本気で殴るよー」
 その視線の先にいたのはその、セシル。
「で、僕の事はどうなのー?」
 セシルは両手に茶を持ったまま、目元を意地悪気に笑わせる。アスはようやく強張っていたその顔を崩して、しぶしぶ頷いた。
「悪かった。好きだ、セシルも」
「うん。素直でいいよ。ほら、二人ともお茶だよ」
「ありがとう」
「ありがとう。とっても好い香り」
 セシルはそれぞれに茶を配り、自分も先程座っていた酒樽に座りなおす。そして一口喉を潤した後、ふんわりと息を吐き出した。
 ――やはりセシルには敵わない。そしておそらく、ルーナにも。
 全てにおいて。もっと強くならなければならないと、漠然と思う。抜け落ちた自身の覇気と、自信と、意義を取り返す為にも。何より、この掛け替えの無い二人を護る為の力が欲しい。己自身がそうしたいと、初めて意志が奥底から叫ぶように噴きあがる。何の為でもない。今傍にいるセシルと、ルーナの為に存在している――。
 それぞれそのまま、無言で茶を口にする。耳に流れるのは、甲板にあたる波の音、緩やかな風の音。
「明日にはサマルトリアかしらね」
「順調にいけば到達できるはずだ」
「久しぶりのサマルトリアだ。――ユシカ、元気かなぁ」
 セシルはぽつりと妹姫の名を呟いて、空を見上げる。その闇夜を、一筋の星が煌めきを放ち、矢の様に渡っていく。
関連記事

コメントの投稿

Private :

カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
カテゴリ
掲示板
感想、連絡等、お気軽にどうぞ♪
個別記事拍手で頂いたコメントの
お返事もこちらにて!
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
カウンタ




2006.12.07開設

ここ創ってる人

Author:愛琳

このページのトップへ